政治資金の透明性を確保する。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

政治資金の透明性を確保する。

1.自民党派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされたことに端を発した政治資金の透明性の問題が、国民の大きな不信を引き起こしています。ノルマ以上に販売したパーティー券の販売額を派閥の政治団体、受け手の政治資金報告のいずれにも記載することなく、政治資金の「出」と「入」が不透明になっているような事態は、全く許されるものではありません。今回、多額のキックバックを受けた3人の議員や派閥の会計責任者などが在宅起訴、略式起訴されていますが、関係者はしっかりと説明責任を国民に対して果たしていくことが必要です。

        

2.私自身は、自民党に入党して以来、20年以上無派閥を通しており、派閥に属したことは一度もありませんが、自民党所属議員、また政治家の一人として現状に強い危機意識を持っており、国民の政治への信頼を回復するために果断な対応、改革を進める必要があります。

 

3.現党4役を中心とする執行部や、青年局、女性局長経験者を中心に政治刷新本部が、現在開かれており国会開会前の来週末にも緊急提言がまとめられようとしています。16日には、3時間以上にわたって全所属議員の参加する全議員会議が開催され私も参加しました。現状の危機的状況や抜本的な対応が不可欠であることは全員に共有されています。「政治とカネ」に関する国民の不信を払しょくしていくためには政治資金の透明性を高めることが重要です。所得課税が行われない政治資金については特に国民に対して資金の「出」と「入」が明確になっていることが求められます。政治資金規正法の改正等も含め制度の見直しを進める必要もあります。

 

4.派閥の解消については、派閥に所属してこなかった私としてはもちろん賛成ですが、今後、人事、若手の育成、党内のガバナンスなど、どういった党内運営を行っていくのか、そのルールを示すことも必要になります。

 

5.その上で国民の信頼を回復するためには課題山積の中で国民生活を守り抜くため、ひたすら真面目に責任ある政策の実行に取組み続けることが必要です。