公益法人等制度改革に関する対話フォーラムで挨拶。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

公益法人等制度改革に関する対話フォーラムで挨拶。

1.政府においては、新しい価値を創造し、社会課題解決に取り組むソーシャルセクターの発展を図り、「新しい資本主義」の実現に資するため、公益法人制度と公益信託制度の改革に取り組んでいます。経済再生大臣、新しい資本主義担当大臣当時には『新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議』の報告を踏まえ、制度改革案を取りまとめるとともに、党税調のインナーとして公益法人、公益信託について関係者の要望通りの税制の見直しも来年度税制で実現しました。

         

2.13日に『公益法人等制度改革に関する対話フォーラム』に出席予定でしたが、本会議や党税調審議等のため、どうしても出席することがかなわず、ビデオメッセージの形で御挨拶をしました。

 

3.現在の公益法人制度は2006年の法改正で創設されたものですが、私も行政改革推進本部事務局長、公益法人委員会事務局長として3年がかりで制度案作成にあたったものです。それから十数年を経て、今まさに2006年以来の大掛かりな改革を迎えようとしており、制度創設者、前担当大臣として大変感慨深く感じます

 

4.今回の改革では、変化の激しい社会経済情勢の中で、公益法人が、より柔軟・迅速に、積極的に社会課題解決に取り組むことができるよう、    ①収支相償を2年から5年とする財政規律の柔軟化

②細かな事業の変更なら公益認定の変更を不要とする行政手続きの簡素化・合理化を行うものです。あわせて法人運営の透明性の確保やガバナンスの充実を図り、国民の信頼を確保して一層支援を呼び込もうとするものです。これらのバランスの取れた措置により、公益法人・公益信託を中心とした民間が「公(こう)」の役割を担う社会づくりを大いに増進させるものと確信しています。

 

 5.次期通常国会への法案提出を目指して鋭意検討が進められていますが、与党・国会の立場からしっかりバックアップしてまいります。