諏訪圏工業メッセ2023「開会式」で挨拶。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

諏訪圏工業メッセ2023「開会式」で挨拶。

1.魅力あるSuwaブランドの創造を目指した地域が一体となっての取り組みにより、地方では国内最大級の工業展示会と言われる「諏訪圏工業メッセ」は、今年で22回目を迎えます。20年間利用した東洋バルブの工場跡での開催が老朽化のため難しくなったことから、岡谷市の市民総合体育館(東・西)、「テクノプラザ岡谷」を会場にしての開催でしたが、小林睦巳委員長をはじめとした実行委員会の皆様の御尽力に感謝申し上げます。

  今後、諏訪地域が力を合わせて「諏訪圏工業メッセ」も含めたナショナルイベント、各種団体の全国大会、スポーツイベントなどが開催できる複合施設、インキュベーション、産学官連携などの多機能拠点を速やかに整備していくことが必要です。

 

2.未知のウイルスとの闘いに必死に取り組んだ厚生労働大臣、25年続いたデフレの悪循環を断ち切る新しい経済政策に挑戦した経済再生大臣の2年ちょっとの間は、公務のため地元に帰ることができませんでしたが、本年は、開会式で挨拶しただけでなく、19日の午前中、21日の午後は各ブースで、詳しくお話を伺いました。

 

3.22年前に、若手経営者の有志や商工会議所の会頭とともに「諏訪圏工業メッセ」の開催をすすめた時、私達が目指したことは次の4点でした。

①当時、通産省(現経済産業省)、日本開発銀行に依頼した調査    で、「発注先に応えていく技術は最高だが、自らの技術を自己認識して何に使っていくのかという視野が狭い」との共通の指摘を受けたことを踏まえ、各企業がお互いの仕事や技術をみること (いわば『のぞき見』)でそれぞれの視野を拡げる場とする。

②  日本で最初のクラスター・意図して形成された中小企業のプラッ    トフォームである『多摩活性化協議会』等を念頭に、諏訪における中小企業のプラットフォーム創成の起爆剤とする。

③  産学官連携を進めるため参加者には、地域のものづくり企業だ    けでなく、大学、研究機関、金融機関、ソフト関連会社等を集める。

④  何年か続けているうちに世界のバイヤーが集まり、商談が成立

するような発信力を持つ。

 

4.現在でも、その果たすべき役割に変わるところはありません。30年ぶりに、賃金が上昇し、投資が拡大する中、地方創生、スタートアップ政策にも新機軸を開いている現在更なる前進が必要です。