砂防事業促進議員連盟による木曽等の現地視察。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

砂防事業促進議員連盟による木曽等の現地視察。

1.令和5年9月30日(土)から10月1日(日)にかけて、自民党砂防事業促進議員連盟(会長:鈴木俊一議員)11名による多治見砂防国道事務所管内の木曽川水系、木曽町御嶽山ビジターセンター(さとテラス)の視察、御嶽山噴火災害犠牲者慰霊碑への献花などを行いました。「防災・減災、国土強靭化のための5ヵ年加速化対策」予算を活用している事業実施の状況、流域の概要、過去の災害等についての説明を聴取しました。 

        

2.平成26年9月27日の御嶽山噴火災害により亡くなられた死者58名、行方不明者5名の方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。火山噴火災害の記憶を風化させることなく、こうした大災害が発生しないように予知体制の整備、安全対策などの諸対策を講じていくことの重要性を改めて強く再認識しました。素晴らしい自然や風景、文化、歴史を持つ御嶽山という活火山を理解して、ともに生きていくことが必要となります。なお、県センター(やまテラス王滝)と町センター(さとテラス三岳)の建設事業予算の各々6億6,815万円と5億3,473万円の財源については、知恵をしぼって、国の地方創生推進交付金と地方創生拠点整備交付金でまかなっています。さとテラスには「道の駅」を併設しています。

    

3.木曽川流域については、今なお活発な造山運動による急峻な地形に加え、地質的には風化によりもろく崩れやすい新期花崗岩(領家変成岩)及び石英斑岩から成り、複数の断層が並走すること等から土砂崩壊が多発しています。国の直轄砂防事業により砂防堰堤を滑川5基、蘭川5基、伊奈川6基、与川5基、残流域で26基を整備しています。ひきつづき、地域住民のいのちとくらしを守り抜くためには更なる整備をすすめることが必要と考えます。経済再生担当大臣として準備を進めてきた今回の経済対策についての総理指示の5つのポイントの中にも国土強靭化、防災・減災など国民の安全安心の確保が盛り込んであります。しっかりと対応することが必要です。

 

4.木曽からも最寄りのリニア中央新幹線の建設工事の進む岐阜県駅についても、合わせて視察を行いました。中央高速道、リニア、国道などの連携を含めた観光周遊ルート、地域の広域連携等も重要となります。