英スナク首相と短時間懇談 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

英スナク首相と短時間懇談

1.5月18日、六本木ヒルズで開かれた日英ビジネスパートナーシップ・レセプションに、G7サミット出席のため来日された英国のリシ・スナク首相から御招待を受けました。出席者は英国で活動する日本企業、日本で活動する英国企業の代表者60名程度で大臣・政府関係者の日本側の招待者は1名だけとのことでした。スナク首相はレセプションのスピーチの中で、英国CPTPP加入にあたって日本及び後藤CPTPP担当大臣の実質交渉妥結に向けての尽力に謝意を表していただきました。そのお気持ちをありがたく思います。

   

2.その際に、スナク首相との間で短時間懇談を行いました。スナク首相からは、改めて、加入作業部会(AWG)議長の努力に謝意が示され、日英は共通のルールの下に、技術・イノベーション・人材を持ち、協力していける旨の発言がありました。私からは

 「①英国のCPTPP加入は日英関係のみならず、インド太平洋地  域及びそれを超えた、自由で公正なルールに基づく貿易システム・経済秩序にとって意義深いこと。

②スナク首相のリーダーシップのもとでこれが実現すれば、「インド太平洋傾斜(Indo Pacific Tilt)」を完了させ、同地域を国際政策の恒久的柱とされた英国にとってもそれを具体化する大きな成果となること。」

等をお話し、スナク首相と意見を共有しました。

 

3.最後に、スナク首相からの更なる協力の依頼に応え、私から「早期の加入議定書の署名を是非、英国のベイデノック大臣はじめ関係閣僚、そして私自身の手で行えるよう加入作業部会議長として引き続き全力を尽くす所存であり、日英で手を携えて「Great moment」に向けて努力を続けたい」旨申し上げました。

 

4.レセプション会場の英国関係者からはスナク首相の赤いネクタイと後藤大臣の青いネクタイがちょうどユニオンジャックを象徴しているようだとの発言もきかれ、笑いにつつまれ、日英両国の関係深化の観点からも友好的なやり取りになりました。スナク首相は、その後、広島に向かわれ、夜は岸田総理と夕食を共にした懇談が行われました。赤いネクタイと合わせて広島カープの赤い靴下で総理と会われたとのことであり、明るい楽しい方という印象を受けました。しっかりとCPTPPの議定書をまとめたいと思います。