政労使の意見交換の場を調整。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

政労使の意見交換の場を調整。

1.イノベーションや人への投資を進め、生産性や付加価値を向上させるとともに、適切な価格付けを通じてマークアップ率を高め、物価上昇に負けない賃上げやコスト上昇の転嫁のできる適切な支払いをしっかり確保していくという連続的に拡大が続く成長と分配の好循環を築いていかねばなりません。賃上げは新しい資本主義の最重要課題です。政府として経済界・労働界とコミュニケーションをとりながら進めていくことが重要と考えています。

   

2.新しい資本主義実現会議においても経団連会長・日商会頭そして連合会長にご参加いただき、賃上げについても過去4回テーマとして取り上げ、御意見をいただいています。

  

3.これまで議論されてきた政労使の意見交換の場については、今月15日に開催する方向で現在調整を進めています。7割の方が働く中小企業においても賃上げを実現していくためには、サプライチェーンを通じた賃上げ原資を含めた適切な価格設定と価格転嫁を経済全体で実現していくという共通認識の共有が必要です。こうした認識の共有をますます拡大するため、政府としても国民に対してわかりやすいメッセージを発信していきたいと考えています。政労使での意見交換の場の詳細については現在、調整中です。

 

4.春闘については、賃上げ自体は各企業の支払能力を踏まえながら個別に労使が交渉し合意した上で決定されるべきものであり、そうした基本的枠組の中で、最大限の賃上げの実現を図っていきたいと考えています。中小企業にもこうした認識が拡大しつつあることを歓迎し、この春の賃上げに大いに期待します。

 

5.なお、3月8日の夜には、CPTPPへの英国加入問題の早期妥結に向けて、カナダのインTPP担当大臣と電話で会談を行いました。