経団連 十倉会長ら経済団体と会談。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

経団連 十倉会長ら経済団体と会談。

1.11月16日の日本商工会議所小林健新会頭(三菱商事相談役)との意見交換に続き、18日、日本経済団体連合会の十倉雅和会長(住友化学株式会社会長)、冨田哲郎評議員会議長(JR東日本会長)らと一時間にわたり会談を行いました。

    

2.十倉会長からは、世界的な物価高や景気後退懸念の高まりなど、わが国経済を取り巻く環境が厳しさを増す中で、物価高などの短期的な課題解決だけでなく、持続的な成長力を高めるという長年の課題解決につなげる観点から、今般の経済対策の速やかな実行に対する期待が述べられました。

        

3.本日の会談では特に、①労働移動の円滑化、「人への投資」を背景とする構造的賃上げ、②官民連携での国内投資の大胆な拡大といったテーマを中心に意見交換が行われました。

(1)構造的賃上げについては、イノベーションや「人への投資」を進め、生産性や付加価値を向上させることにより、適切な価格付けを通じて、各企業や業界全体のマークアップ率を高め、それによって賃上げや下請け企業等におけるコスト上昇の転嫁が可能な支払いを確保していく成長と分配の好循環を築いていくことが重要です。そのための環境整備について政府の取組への期待が述べられるとともに、来年の春闘に向けては、「物価動向」を特に重視しながら、ベースアップなど多様な方法による対応を呼びかける等、十倉会長から大変心強い発言を頂きました。

(2)民間投資の拡大については、民間の予見可能性を高めるための、政府による長期的・計画的な取組、民間投資の呼び水となる政府の投資拡大への期待が述べられるとともに、実際のプレーヤーである民間企業として政府の取組に応える大胆な投資拡大について大変前向きなご発言を頂きました。

            

4.今後も機会を捉え、経済界の方々のお話を伺い、官民一体で、足下の物価高を克服し、経済再生を実現するべく、しっかりと取組を進めます。