安倍元総理を国葬儀で追悼。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

安倍元総理を国葬儀で追悼。

1.従一位、大勲位菊花章頸飾、安倍晋三元内閣総理大臣の国葬儀が、日本武道館で勅使・皇后宮使、上皇使・上皇后宮使をはじめ秋篠宮皇嗣同妃両殿下など7人の皇族を迎え、しめやかにかつ厳粛に執り行われました。海外からも210を超える国と地域から700名の要人が弔問に参列され、礼節をもって応えることができました。

     

2.安倍元総理は7月8日、参議院選挙の演説中に聴衆の前で凶弾に斃れられました。全くあってはならないことです。私達は深い悲しみと憤りの中で、この国の民主主義を守りぬいていくことの重大さを再認識するものです。いつも笑顔だった安倍総理の顔がみられないことは痛恨の極みです。19時までで打ち切られた一般献花に集まった2万5000人の方々も同じ思いだと感じます。

 

3.安倍元総理は、8年8カ月にわたる憲政史上最長の在任期間中、アベノミクスによる経済再生、東日本大震災からの復興、地球儀を俯瞰する外交など幅広い分野で大きな功績を残されてきました。戦後レジームからの脱却をかかげ、防衛庁を独自の予算編成のできる防衛省に昇格させ、国民投票法を制定して憲法改正にむけた議論をすすめる橋をかけられました。「自由で開かれたインド・太平洋」という主張は広く世界で受け入れられ日米同盟の強化とともにインド・オーストラリアとの連携を充実させ、「クアッド」の枠組みをつくりました。幼児教育・保育の無償化、働き方改革など少子高齢化にむけた構造改革をすすめられました。

 

4.国葬儀の執行に当たっては、もう少し早く丁寧な国民への説明や国会への事前相談が行われればよかったと本日心のこもったしめやかな国葬儀をみて、改めて感じました。今後とも、政治は適時に丁寧な国民への説明を行うことが大切です。一つの時代をつくったともいえる安倍晋三元内閣総理大臣の国葬儀が執り行われるに当たり、改めて謹んで哀悼の誠を捧げるとともに、静かな気持ちで御見送りをしたいと考えます。どうぞ安らかにお眠りください。