発熱外来のひっ迫回避に向けた対応。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

発熱外来のひっ迫回避に向けた対応。

1.感染の急拡大に伴い、発熱外来【診療・検査医療機関】へのアクセスがしづらくなっているという声が聞かれるとともに、抗原定性検査キットについて、一部で入手が困難な状況が生じています。これまでに、約3.8万の発熱外来を確保していますが、全国的に新規感染者が急増する中で、今後さらにひっ迫が生じることが懸念されます。

     

2.まず、先週7月21日、病状が軽く重症化リスクが低いと考えられる方に対して、抗原定性検査キットを配布し、発熱外来の受診に代えて、自ら検査した結果をもって迅速・簡易に健康観察を受けられる体制の整備を都道府県に要請したところです。

 

3.今般、都道府県が迅速にこうした体制を構築できるよう、第一弾として、国が抗原定性検査キットを約1,200万回分買い上げて、都道府県に配布を開始しました。受け入れ体制を整えた都道府県に7月27日から配送を開始しています。また、第二弾として、都道府県に更に約1,200万回分を準備し、追加で配布することとします。その際、各都道府県で具体的に検査キットを配布する場合や方法については、地域の実情に応じた対応を可能といたします。 

  

4.次に、薬局で抗原定性検査キットが入手しやすくするように、大手卸(メディセオ、アルフレッサ、スズケン、東邦薬品など)において、メーカー在庫が多くある製品(マルコム、医学生物学研究所、タカラバイオなど)を重点的に入手して、在庫量を増やしながら、製品が確実に流通するよう、国が調整支援を行うこととしました。在庫は国全体で1億8,000万個あり、円滑な流通体制を確立いたします。

 

5.引き続き、円滑に検査キットを入手できる環境の整備に取り組むとともに、必要な方が迅速・スムーズに検査を受けられる体制の確保に取り組んでまいります。