マスク着用の考え方を整理。
1.マスク着用については、どういった場面で外してよいのか、屋外でもつけないといけないのかといった疑問、マスク着用の長期化に伴い表情が見えにくくなることによる子どもへの影響の懸念、これから熱中症のリスクも高くなることへの懸念等があり、オミクロン株対策で緊急に強化した水際対策の段階的緩和とあわせて、その考え方を大臣会見でお示ししました。
2.基本的感染対策としてのマスク着用の位置づけを何ら変更するものではありませんが、
①今般、『身体的距離が確保できないが、会話をほとんど行わない場合』のマスク着用の考え方を明確化(これまで明文上示していない)するとともに、
②現在、オミクロン株の特徴を踏まえ、一時的に対応を強化してきた保育所等における2歳以上の子どものマスク着用についてオミクロン株への対応以前の取扱いに戻すこととします。
3.屋内外のマスク着用については、以下の通り。
| 身体的距離が確保できる(2m以上を目安) | 身体的距離が確保できない | ||
屋内 | 屋外 | 屋内 | 屋外 | |
会話を行う | 着用を推奨 (十分な換気なら外すことも可) | 必要なし | 着用を推奨 | 着用を推奨 |
会話をほとんど行わない | 必要なし | 必要なし | 着用を推奨 | 必要なし |
(注1)屋内とは外気の流入が妨げられる建物の中、地下街、公共交通機関。
(注2)夏場については屋外の「必要なし」の場面で「外すことを推奨」。
(注3)お年寄りと会うとき、ハイリスクの人と接する場合は「マスク着用」。
4.子どものマスク着用については、これまでも2歳未満については、マスクの着用は奨めておらず、この取り扱いに変更はありません。2歳以上の就学前の子どもについては、オミクロン株への対応として、本年2月から、一時的に可能な範囲でマスク着用を奨めてきましたが、今般この取扱いについて、他者との距離にかかわらずマスク着用は一律に求めないこととします。