楽天グループ創業25周年、カリコー博士受賞記念レセプション | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

楽天グループ創業25周年、カリコー博士受賞記念レセプション

1.4月14日、衆議院本会議で登壇し、児童福祉法の趣旨説明、質疑への答弁を終え、総理官邸での総理との打ち合わせの後、公務をぬって、ベンチャー創業記念、画期的技術開発記念の2つのレセプションに出席しました。

   

2.まずは、長くお付き合いのある楽天グループ(三木谷浩史社長)の25周年記念パーティーにおいて、岸田総理、林外務大臣に続いてお祝いの御挨拶をしました。「インターネットで人はものを買わない」と言われた時代に地方の小さな商店でも、コンピューターに強くなくても、誰でも簡単に店を開けられるようにしたいというコンセプトでインターネットショッピングモール『楽天市場』が開設されたのは若き三木谷社長が日本興業銀行を辞めた1997年のことです。従業員6人、サーバー1台、13店舗でのスタートだったといいます。その後、モバイル事業、インターネットサービス事業(楽天市場)、フィンテック事業の拡大で、グローバル流通総額26.9兆円、グローバルユーザー16億人の事業拡大を遂げました。日本の創業が苦手とする社会システムの構築、ルールの形成に挑戦し続けたことが素晴らしいと思います。三木谷社長からは私自身、税制、企業会計、市場ルール等、日本にイノベーションエコシステムを構築するために必要なアイデアと刺激を長らく頂いてきました。日本のイノベーションについて改めて思いを強くしました。

  

3.2つ目は、国際科学技術財団による『日本国際賞』(授賞式には天皇皇后両陛下が出席)を受賞されたカタリン・カリコー博士の受賞レセプションです。博士はmRNAの研究を通じてmRNAワクチンの開発に道筋をつけた事でノーベル賞の第一候補とも言われているハンガリー出身のアメリカ移民の研究者です。ハンガリーでの研究費打ち切りで、アメリカに渡り、手厚いサポートがあったとはいえない環境の中で研究を続けられました。日本でも接種されているファイザー社、モデルナ社のワクチンともmRNAワクチンです。人類に対する貢献に心から感謝を申し上げました。元気の出る夜でした。

   (注)①ファイザー社のワクチンを開発したバイオベンチャー企業ビオ

      ンテックの創業者ウグル・サヒン氏、オズレム・トゥレシ夫妻が10

      年前にカリコー氏を同社に招いている。

      ②モデルナ社(創業者デリック・ロッシ)は2010年にmRNAの

      技術で山中教授で有名なiPS細胞を効率よく作ることに成功。

 

 

楽天25周年記念パーティーにて(ホテルオークラ)