保健・医療体制の点検・強化。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

保健・医療体制の点検・強化。

1.昨年末からの第6波のオミクロン株の感染に対して、緊急事態宣言を出すことなく3月に重点措置を終了できたのは、国民お一人おひとりの感染対策の徹底、医療・福祉関係者、自治体の御協力のおかげであり感謝申し上げます

   

2.足下で、新規感染者数は、全国的に下げ止まっており、若い世代を中心に増加傾向です。沖縄、南九州など再拡大の兆候が見られる地域もあり、BA2への置き換わりに警戒が必要です。厚生労働大臣として第6波への対応のため準備した「全体像」の保健・医療体制を堅持しながら、オミクロン株の特徴に合わせて体制の強化、重点化を図っています。3月18日には、期限が迫っていた各種財政支援を延長しつつ都道府県に対し、更なる対策の徹底強化を要請し、4月22日までの報告を求めるとともに、4月4日には高齢者施設等における医療支援体制の徹底・強化【注】を通知しました。厚生労働大臣として全力で対応しています。4月1日、5日、7日と総理官邸で岸田総理と打ち合わせも行いました。

   【注】

   ①入所者に陽性者が発生した施設については、24時間以内に感染

    制御・業務継続支援チームを派遣できる体制の構築。

   ②全ての高齢者施設等において必要な場合に医師や看護師による

    往診等の医療を確保できる体制の確認。

 

3.4月末で期限となっている施設内療養を行う施設への補助の拡大(最大15万円⇒30万円)を7月まで延長し、適用地域を全国に拡大(従来は旧重点措置対象18都道府県に限定)することを決めました。 

   

4.4月7日の総理会見においても、以下の3点を国民にお願いしています。

   (1)年度始めのこの時期、特に基本的な感染対策を徹底する。

   (2)抗原定性検査キットによる積極的な検査を行う。

   (3)若い方を含め3回目のワクチンを早期に接種する。

   特に、行事が多く人出の増える新年度についてはマスク、消毒、換

   気などの基本的な感染対策への注意を宜しくお願い申し上げます。