農林水産物・食品の輸出1兆円突破。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

農林水産物・食品の輸出1兆円突破。

1.昨年の農林水産物・食品の輸出額は、1兆2,385億円となり、初めて1兆円を突破しました。これまでの関係者の皆様の御努力の賜物(たまもの)と感謝申し上げます。2025年2兆円、2030年5兆円の目標達成に向けて更なる取組を強化せねばなりません。

   (参考)牛肉537億円(前年比+86%)、りんご1,621億円(+51%)、日本酒402億円(+66%)

 

2.2021年のシンガポール・米国等による規制撤廃、EUによる規制緩和に続いて、2022年(本年)2月には、台湾による輸入規制の大幅な緩和を実現しました。台湾は日本にとって非常に有望な市場であり、今回規制緩和の対象となった東日本大震災の被災地の事業者の輸出を支援してまいります。本日(28日)17時15分より 『農林水産物・食品の輸出拡大のための輸入国規制への対応等に関する関係閣僚会議第14回会合』が開かれ、『JAふくしま未来』と『スタービン株式会社』からの意見聴取の後、私からは食品安全を所管する立場から、食肉輸出の解禁協議や輸出施設の迅速な認定等について発言しました。 

   

3.本国会には輸出促進法等の改正法案を提出しました。品目団体によるオールジャパンでの輸出の取組の推進、輸出に向けた設備投資を促進するための金融・税制による支援の強化などを法制化します。

 

4.これらに加え、 ①2023年度までに8つの国、地域において、輸出支援プラットフォームを立ち上げ、現地での新たな販売先の開拓などを支援するとともに、 ②国内でも、輸出に取り組む産地や事業者に対するよりきめ細やかなサポート体制を整備します。

 批判する人や一部マスコミからは「輸出など絵にかいた餅」のように言われていましたが、今、新たな地平が開けています。関係者が一体となって品質の高い日本の農産物・食品の更なる輸出促進に取り組んでいきたいと考えます。