CEPI第2期増資会合にビデオメッセージで参加。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

CEPI第2期増資会合にビデオメッセージで参加。

1.3月8日19:00~26:00に、CEPI(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations:感染症流行対策イノベーション連合)、英国政府主催による『Global Pandemic Preparedness Summit』が、ロンドンで開催されました。ジャビド英国保健大臣、トラス英国外務大臣など各国の閣僚、テドロスWHO事務局長、グテーレス国連事務総長といった国際機関の代表者、製薬企業、NGO代表などが集まりましたが、私は残念ながら国会日程等もあり、ビデオメッセージでの参加となりました。

 

2.CEPI第2期(2022~2026年)に必要とされる35億ドルの資金調達目標のうち、今回、約15億ドルを各国より集め、CEPI第2期の目標である将来のパンデミックに備えるためのワクチン開発   (「100日ミッション」)を始動させました。日本は本増資会合における最大の規模拠出を先駆けて表明したことで、会場に日本のメッセージが流れたときには参加者から、大きな反響があり、日本としてプレゼンスを示すことができたとの現地ロンドンよりの報告があり、大変うれしく思いました。

【注】日本3億ドル、英国2.11億ドル、ゲイツ財団1.54億ドル、米国1.5億ドル、ウェルコムトラスト1.5億ドル、ノルウェー1.11億ドル、ドイツ0.87億ドル、豪州0.74億ドル(日本の拠出をきいて早速に増資額を引き上げ)、イタリア0.22億ドル

 

3.他に国際的な動きとしては、G7保健大臣会合は、2022年に議長が、ジャビド英国保健大臣から、ラウターバッハ ドイツ保健大臣にかわり、本年の第1回会合が1月31日、第2回会合が2月28日にWEB上で開催されました。これまで①感染症パンデミック対応、②菌耐性(AMR)への取組、③気候変動対策などを議論してきています。2月28日にはウクライナに対するロシアの侵略、人権の侵害を強く非難するとともに、医療従事者が命を救い続けられるよう保護され、医療制度と施設が保護され、健康が最優先事項であり続けなければならないことで一致しました。WHOのプログラムに各国が資金を拠出することで現在調整をすすめています。

 

4.3月3日には、ベセラ米国保健福祉長官主催の保健大臣会合も開催され、私からは誰一人とりのこさないユニバーサルヘルスカバレッジについてスピーチを行いました。忙しい合間をぬって、アメリカ、イギリス等各国大使とも出来るだけお目にかかるように努力しています。