東日本大震災の教訓を生かす。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

東日本大震災の教訓を生かす。

1.本日、3月11日、かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から11年目を迎えました。改めて震災により犠牲になられた方々の御冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様や、今なお避難生活を送っておられる方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 

2.被災地の方々の絶え間ない御努力により、復興は着実に進展をする一方、地域によって様々な課題が残っています。地震・津波被災地域では、住まいの再建やインフラ整備がおおむね完了してくる中、心のケアやコミュニティー形成などの被災者支援を始めとした課題が残されています。原子力被災地域では帰還困難区域の避難指示解除に向けた対応や、福島国際研究教育機構の設立等、本格的な復興再生に向けて、今後も中長期的な対応が必要です。引き続き被災地の皆様の声をしっかり受け止め、「東北の復興なくして日本の再生なし」との強い決意の下、一丸となって被災地の復興に取り組んでいく考えです。

 

3.震災の記憶と教訓を後世に継承するため、福島、宮城、岩手の3県において国営追悼・祈念施設を整備するとともに震災の教訓や復興の取組から課題を抽出して政府や全国の自治体と共有しているところです。政府としてはこれまでの10年間の政府の復興政策を振り返って、復興に関わる枠組み等についての評価や課題等を取りまとめ、将来の大規模災害への対応に生かせる教訓等を提示することとしています。首都直下地震、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝沿い巨大地震等の大規模地震や津波、大規模風水害等への備えとして、引き続き防災・減災対策の不断の見直しを行うとともに、国民の生命・財産を守るために万全の対策を期して参ります。 

    

4.私自身は、午前中は参議院予算委員会、午後は衆議院厚生労働委員会と国会に一日中張りつきでしたが、岸田総理は福島県の主催する追悼式に出席されました。明日は岩手県、宮城県の国営追悼・祈念施設を訪問し、献花・黙祷を行います。改めて哀悼の誠を捧げたいと思います。