新型コロナワクチン3回目接種を加速化。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

新型コロナワクチン3回目接種を加速化。

1.新型コロナワクチンの3回目接種は2月から本格化します。日本では諸外国に比べ1・2回目のワクチン接種が遅れていたため、6ヵ月に前倒ししても3回目接種がどうしても遅れることになります。1月27日の時点で、全国97.4%の市町村が、2月末までに対象となる、希望する高齢者等への接種を想定通り2月末までに終えると見込んでいます。(高齢者数は2900万人。これまでの接種数400万人。)

 

2.3回目接種は12月にオミクロン株の感染が確認されて以来前倒しを進めてきました。ワクチン不足の混乱が現場で起きないように、12月末の1800万回、2月の1000万回といったワクチンの追加購入の成功分、前倒し納品分(600万回)等、ワクチン輸入見込みの範囲内で政府は在庫を持たないよう順次配布計画を提示しつつ接種間隔を短縮してきました。既に4月上旬までに8500万回分のワクチンを自治体などに配送する計画をお示ししています。さらに1月31日には、高齢者以外の一般の方についても、予約枠に空きがあれば薬事承認【注】の6ヵ月の間隔まで前倒しをできるだけ行っていただくよう厚生労働省から自治体に要請しています。

   【注】従来、近すぎる3回目接種は医学上問題があるとされており、各社の治験も6ヵ月前は行われておらず、薬事申請も6ヵ月後で

   行われている。 

 

3.2月からは一般高齢者の接種が本格化していることを踏まえて、岸田総理より、国、自治体、企業をあげて、明確な目標を掲げ、一丸となって2月のできるだけ早い時期に1日100万回まで接種回数をペースアップすることが表明されました。国としては、国民の皆様に第3回目接種並びにモデルナ・ファイザーの交互接種の安全性・有効性についてリーフレット、テレビCM等を通じて懸命に周知を行っています。自治体に対しては、①接種券の早期発行、②自治体が設置する会場での警察・消防・保育・教育関係者への接種(ワクチンの追加配布)、③職域接種の前倒し等を通じて、加速化をお願いしています。

 

4.職域接種については①1会場当たり人数を500人まで可能とすること、②接種券なしでも可能とすること、③複数の中小企業が共同実施する場合等を対象とする会場の設置運営費等の補助を接種1回当たり1000円から1500円に上限を引き上げることを2月1日に大臣会見で発表しており、2月への前倒しをお願いしています。

高齢者施設をはじめ、関係者の協力を宜しくお願い申し上げます。もう一段のペースアップが必要です。