ワクチン3回目接種の更なる前倒し。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

ワクチン3回目接種の更なる前倒し。

1.新型コロナウイルスワクチンの3回目接種については、国の在庫ワクチン500万回、調査の結果判明した市中在庫900万回等を使って、昨年12月に医療関係者、高齢者3,100万人を対象とする3回目接種の前倒しを決めています。現在は、そのペースアップが急務です。

 

2.専門家からオミクロン株について、①感染力が高い一方、感染者の多くは軽症・無症状であり、重症化率は低い可能性が高いこと、②今は若い方への感染が中心だが、高齢者や持病を持つなどリスクの高い方等に急速に感染が拡がると重症者が発生する割合が高くなる恐れがあり、病床のひっ迫につながること等が報告されています。

 

3.国は、前回12月の前倒しによって、在庫を全て自治体に配布済でしたが、12月22日に大臣直轄の仕事として粘り強く交渉を行い新たにモデルナ社より追加購入決定したワクチン1,800万回【本年第1四半期の納品】分について、新年になって3月までの各月の納入量の目途がついたため、今後確保されることとなったこのワクチンを活用して3月以降の更なるワクチンの追加前倒し接種を13日に大臣会見で発表しました。3月より高齢者の接種を6ヶ月間隔で行うとともに、5,500万人の一般向け接種も少なくとも7ヶ月、ワクチンや体制に余力のある自治体では、高齢者の接種の目途が立った後、6ヶ月後の接種を行うよう自治体に対して要請をいたします。

 

4.国としては、各市町村毎の接種率の「見える化」優良事例の公表による横展開、更なる広報に努め、自治体の取り組みのペースアップを強く要請します。自治体による大規模接種会場の設置もお願いすることとします。国として自衛隊による大規模接種会場を設置し、自治体の取組みを後押しします。

 

5.感染拡大が懸念される地域において予約なしでの無料検査を拡充します。抗原検査キットについては、現在、約600万回分の在庫がありますが、今後の需要増に備え、87万回の製造能力いっぱいの製造を行うよう各メーカーに依頼することを決めました。