補正予算、臨時国会で成立。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

補正予算、臨時国会で成立。

1.12月6日から12月21日までの間の16日間、令和4年度予算編成作業と平行して臨時国会が開かれました。12月20日には令和3年度補正予算が国会で可決され、12月21日には参議院本会議で前年度決算が審議されました。

 

2.補正予算は、総額31兆5,627億円の巨大な予算となっており、以下の通り、4つの柱からなります。

(1)新型コロナウイルス感染症の拡大防止【18兆6,059億円】

  ①医療提供体制の確保等【4兆4,783億円】

・緊急包括支援交付金(病床確保等)(20,314億円)、・ワクチン

の接種体制・実施(12,954億円)、・治療薬の確保(6,019億円)

  ②事業や生活・暮らしの支援【14兆1,276億円】

・事業復活支援金(28,032億円)・時短に応じた飲食店等への交付金(地方創生臨時交付金)(64,769億円)

・住民税非課税世帯に対する給付金(14,323億円)、・コロナ生活困窮者自立支援金(937億円)、・学生支援緊急交付金(675億円)、

・雇用調整助成金の特例措置(6,547億円)、

・雇用保険財政の安定(17,422億円)など

(2)社会経済活動の再開と次なる危機への備え【1兆7,687億円】・予約不要の無料検査の拡大(3,200億円)、・ワクチン治療薬の研究開発・生産体制の整備(7,355億円)、・『新たなGoToトラベル事業』(2,685億円)

(3)未来を切り開く新しい資本主義の起動【8兆2,532億円】

    ①成長戦略【6兆2,579億円】

・大学ファンド(6,111億円)、・ムーンショット型研究開発(800億円)、

・地方のデジタルインフラ整備(571億円)、・マイナポイント第二弾(18,134億円)、・中小企業等事業再構築促進事業(6,123億円)、・中小企業生産性革命推進事業(2,001億円)、・農林水産業の輸出力強化(3,200億円)・先端半導体の国内生産拠点の確保(6,170億円)など

   ②分配戦略(人への投資の強化)【1兆9,952億円】

   ・子育て世帯に対する給付(12,162億円)、・労働移動の円滑化(640億円)、・看護、介護、保育、幼児教育など現場で働く方々の収入引上げ(2,600億円)、・保育、放課後児童クラブの受け皿整備(618億円)など

  (4)防災・減災、国土強靭化の推進【2兆9,349億円】

 

3.テレビで中継された通り、予算委員会の質問通告1日50問から70問をこなしつつ、予算編成作業、新型コロナ対策等もあり、正直限界状況の忙しさでしたが、なんとかしのぎました。