二地区に災害関連緊急事業の採択を追加。

１．１４日、以下の２地点について災害関連緊急傾斜地崩壊対策事業の国庫補助を財務省が認め、実施が決まりました。長野県が緊急的な対策事業を実施します。

　　①塩尻市奈良井城（じょう）地区　　　 事業費９,９００万円

　　②大桑村殿下落（とのしもおち）地区　事業費９,７００万円

２．緊急的な対策を要する箇所について県による災害関連緊急事業について、国庫補助（１/２補助）を行うことにより、次期降雨による再度災害を防止し、地域の早期復旧を図っているところであり、今後も準備が整い次第順次採択をします。

３．９月５日の大雨により茅野市下馬沢川流域で発生した土砂災害に対し、長野県の要請を受け、復旧工法、緊急工事の安全対策等に関する技術的助言のため、９月８日に国交省の土砂災害専門家を派遣（現地調査日：９月９日）しました。

４．人家等に被害をもたらした土砂や流木は上流域で発生した表層崩壊と渓床・渓岸浸食に起因し、少なくとも１万㎥以上の土砂が流出しました。既設砂防えん堤の除石、流路上を埋塞している土砂の撤去がまず必要です。地元の建設業者の皆様の大活躍により流路上の土砂・石の撤去が昨日には終わり流路が確保されました。既設砂防えん堤の除石も半分以上終わっています。素早い対応に心から感謝申し上げます。ボランティアの皆様の御協力についても御礼申し上げます。

５．上流部の調査を早急に進め、新たな砂防えん堤の設置や河道改修等災害関連緊急事業等による対応を進めてまいります。各被災地域で台風シーズンを前にできる限り早い対応を行い、地域住民の皆様のいのちと暮らしを守ります。