茅野市高部 下馬沢川土砂災害を視察。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

茅野市高部 下馬沢川土砂災害を視察。

1.9月5日夜、150mmを超える大雨により、茅野市下馬沢川で土石流が発生しました。土砂等が橋梁や中腹の河道を閉塞したこと等により、広い範囲で浸水被害が発生しました。7日現在、人的被害の報告はありませんが、目視を含め64戸以上の家屋被害が出ており、詳細な被害状況を長野県、茅野市が確認中です。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

.7日には、災害箇所、高部公民館の避難所、ボランティアセンターを視察しました。茅野市長、県会議員、市議会議長、長野県建設部次長、諏訪建設事務所長等の同行を頂き説明・要望を受けました。現場を視察し高部区の皆様のお話を伺い、土石流と河道防壁の崩落、溢水による予想以上の広範囲な大きな災害であることをよく理解しました。上流の砂防えん堤も満砂(まんしゃ)となっています。まずは、2次被害の防止、次の雨に備えた応急対応を図ることで、住民の安全を守ることが第一です。土砂の撤去等にはボランティアの皆様の御支援が必要であり、協力に心より感謝申し上げます。

 

3.河道に堆積した土砂は、既に一部着手済ですが、災害復旧事業の査定前(さていまえ)着工による撤去を検討しています。今後上流部の調査を実施した上で、砂防えん堤の設置等を行うため、災害関連緊急砂防事業の実施を行うことで、国土交通省、長野県建設部と調整しています。県の要請を受け、国土交通省の土砂災害専門家の派遣が決まりました。茅野市、長野県、国が一体となって全力で対応いたします。

 

4.その後、安国寺区のヨキトギ川の防壁の崩壊、市道崩落の現場、西茅野区の土砂崩れ、溢水の現場等も視察しました。今後対応を検討し、災害復旧対策の国庫補助採択などできる限りの対応を行わせて頂きます。

 

5.台風シーズンを迎え、土砂災害警戒区域などでは豪雨に際して住民一人一人がより注意を払った行動を取るよう日頃から準備を心がけることも必要です。