災害関連緊急事業を実施。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

災害関連緊急事業を実施。

1.令和3年8月15日に発生した岡谷市川岸東中大久保、大久保について災害関連緊急砂防事業【部分申請分事業費:1.1億円】について本日8月30日に財務省主計局の事業認定が認められました。保全対象は人家27戸、鉄道、高速自動車道、県道であり、部分申請分の主な対策工(仮設)は中大久保と大久保2か所にかかるカゴ工、工事用道路分の1.1億円です。長野県が緊急的な砂防工事を実施します。

 

2.中大久保、大久保の2か所の沢に復旧事業ではなく、災害関連緊急砂防事業の部分申請分事業費が認められたということは、岡谷市、県が要望している2つの砂防えん堤も、この仮設(カゴ工)工事、測量設計終了後に採択されたことを事実上意味します

 

3.国土交通省は、奈良井川の堤防の損壊についても、水位が堤防の1/2を超えているとの形式的な災害採択基準によらず、河床が深くえぐられ堤防損壊が起きた災害の実態で判断することとし、前回の災害時に塩尻市平沢の奈良井川堤防の損壊時に認められた特例措置と同様、復旧事業の採択基準の弾力的運用を認めています。できる限り早く復旧事業に取り組めるよう努力します。

 

4.木曽川本流の防壁、国道142号線については、まずは応急対策を済ませ、地元の意向を踏まえて、できる限り早く事業を起こすこととします。国としても査定官が事前に災害箇所を見ていますが、事業計画の認定の前にまず技術的助言等も行います。

 

5.王滝村の王滝川の村道(併用林道)の崩落は王滝川の急流が防壁を直撃する前回災害発生場所と同じ場所で再度発生しました。前回崩落して積み上げた土砂が川の勢いで流れたこと【すい出し】が予想され、より強力で抜本的な対策を県建設部と協議しています。避難生活を余儀なくされている孤立した滝越地区の皆様に改めて心よりお見舞い申し上げます。

 

6.その他各地で被害が発生しており、各市町村と県建設部、各建設事務所長と密接に連携して地元の要望をよく聴いて国への復旧事業、災害関連緊急事業等の採択申請を速やかにあげてほしいと考えます。コロナとダブルパンチですが支え合って頑張りましょう。