国道361号姥神峠道路延伸を予算化。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

国道361号姥神峠道路延伸を予算化。

1.事前にお知らせしていたとおり、3月30日の予算執行閣議において、急遽国道361号姥神峠道路延伸が正式に決定されました。まずは令和3年度予算に4千万円を計上しました。木曽町日義宮ノ越から神谷までの延長3.5kmの区間について、事業費130億円にのぼるトンネル工事【B/C=1.2】 となります。

 

2.当初全国の重要物流道路の指定を受けて事業を開始する予定でありましたが、5ヵ年計画との調整、地域間の調整のため、国の作業が全体として遅れていたこともあり、令和2年7月ならびに9月の豪雨災害も踏まえて防災ネットワーク整備として着手することとしました。後追いとなりますが、後に重要物流道路の指定を受けることといたします。年々、木曽伊那間の通勤、物流、観光、通院(医療)などの往来が増加してきており、ネットワーク道路整備による地域間の交流の重要性を再認識しています。

 

3.同じく国道361号木曽町長峰峠の整備については、この2年間、山の中の共有地(入会地)で道路登記のない現道の処理について登記名簿人等の意向調査を進めてきました。本人分については42名全員の了解が取れ、相続関係者については令和3年2月末現在了解164名、未回答15名、書類返却1名となっています。3年度には平行して今回の拡幅についても測量設計、設計協議、用地測量に着手します。4年度には現道処理と合わせて用地補償・交渉に着手することとし、少なくとも令和6年度には本工事に着手します。地域の皆さんとよく協議させて頂きながら国道361号の整備をできる限り早く着実に進めてまいります。飛騨高山との観光ルート連携に大きな期待が持てます。

 

4.岡谷、諏訪両市にまたがる中央道諏訪湖サービスエリア(SA)のスマートインターチェンジ(IC)設置について、SA上り線につながる接道の工事が5月に始まることになっており、5月の起工式が計画されています。3年度予算では県道諏訪辰野線(諏訪湖スマートICアクセス)【7.66億円】、諏訪市道(補助事業)【3億円】を計上し、工事を順次進めてまいります。