菅内閣総理大臣を首班指名。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

菅内閣総理大臣を首班指名。

1.9月16日、菅義偉自民党総裁は、衆参両院において第99代内閣総理大臣の指名を受け、早速午後には組閣の呼び込みが行われました。

 

2.今回の組閣では、全閣僚20人のうち、再任8名、横すべり3名、再起用4名となり、政治に空白を起こさないよう政策の継続性、安定性に配慮した布陣となっています。新人は野上浩太郎農水大臣(参3回:元内閣官房副長官)、岸信夫防衛大臣(衆3回・参2回:安倍前総理の実弟)、平沢勝栄復興大臣(衆8回)、坂本哲志一億総活躍担当大臣(衆6回)、井上信治万博担当大臣(衆6回)の5人が初入閣しました。

 

3.菅官房長官当時に副長官を3年近く務めた加藤官房長官の後任の厚労大臣には、これまで党において新型コロナウイルス対策本部本部長、政調会長代理を務めておられた田村憲久元厚労大臣が再起用されました。留任した新型コロナウイルス対策の取りまとめを行う西村康稔経済再生担当大臣とともに、手堅い万全の体制といえます。菅総理が、特に重要視されているデジタル担当には党内でもIT・デジタル問題に詳しいとされる平井卓也元IT担当大臣、行革担当には河野太郎元行革担当大臣が充てられ、活躍が期待されます。新しさに欠けるという印象もあるでしょうが、安倍政権の政策を継承し、適材適所で大臣を選任した結果として派閥均衡の布陣となっていると言えます。ちなみに無派閥からは2名、梶山弘志経産大臣(衆7回)が留任、国家公安委員長に総裁選挙菅選対本部長を務めた小此木八郎元国家公安委員長(衆8回)が再起用されています。 

 

4.総理は会見において、目指す社会像は自助、共助、公助そして絆であり、そのために行政の縦割り、既得権益、そして悪しき前例主義を打ち破って、規制改革を全力で進めると述べ、「国民のために働く内閣」とする決意を表明されました。私も党政調や予算委員会等でしっかりと働かせて頂きます。