マスクの配布と備蓄について。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

マスクの配布と備蓄について。

1.サージカルマスクの8割、手袋の9割以上を中国等からの輸入に頼っていた日本では、春先はマスク不足、医療用物資の極端な不足、品切れが起こり、国民の皆様、医療従事者の皆様に大変御迷惑をおかけしました。政策的な助成も行った結果、国内生産の増、海外からの輸入の復活により、7月末には一般小売における販売量が1月初旬の水準である週1億枚まで回復し、8月にはやっと国内供給が月間10億枚を達成できる見込みとなりました。

 

2.現在、定期的に行っている医療機関向けのサージカルマスク【累計で2億枚を配布済み】の無償配布については、今後現場での備蓄用として8,100万枚を都道府県及び医療機関に特別配布して一旦優先配布を休止し、感染拡大に機動的に対応できるよう備蓄を強化します。

ただし、G-MIS(新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム)を活用した緊急配布(SOS)については引き続き維持し、個別の医療機関の緊急ニーズに今後も応えていきます。8月5日からは、非滅菌手袋の緊急配布(1週間以内に備蓄が尽きる見通しの医療機関対象)を開始できます。

 

3.介護施設等への布マスクの配布については、これまでは全ての対象施設に施設の利用者と職員の方、お一人に4枚を目安として一律に配布(約6,000万枚)してきたところですが、現在のマスクの需給状況を踏まえ、配布を希望する介護施設等に随時配布するとともに今後に備えて備蓄します。

 

4.なお、既に終了している個人への布マスクの配布については、春先のマスクの全くない時期に国民の不安の中、少しでも皆様のお役に立つよう急遽決めたものでしたが、不良品の検品等のため配布に時間がかかり、マスクを必要とした品薄のタイミングで手元に届けられなかったことについては誠に申し訳なく思っています。

 

5.マスク及びアルコール消毒液等の転売規制については、市中での購入が可能な状況となっているため、解除に向けて手続きを進めます。解除後も引き続き需給の状況を注視し、高額転売が横行することになれば、躊躇なく転売規制を再実施いたします。