地元各地域で被害続出。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

地元各地域で被害続出。

1.動かない梅雨前線(線状降水帯)により、7日には地元、長野県南部に大雨が拡がり、同日木曽川が氾濫危険水位に達し、翌8日には長野県に大雨特別警戒情報が発令されました。随所に大雨による被害、出水が出始める中、各地に土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)、洪水警報、大雨警報が出され、避難指示、避難勧告が出されました。断続的な大雨が14日になっても続くと見込まれ、皆様には大変心配な、不便な毎日を過ごされお疲れのことと思います。もう一息支えあって何とかがんばりぬきましょう。特に、孤立した集落、浸水被害にあわれた皆様、新型コロナウイルスの感染の心配される中で避難された皆様に対しては心よりお見舞い申し上げます。

 

2.各地で孤立集落、土砂崩落等への対応、停電等ライフラインの復旧等に取り組んでいます。

(1)国道361号は、神谷入口付近で土砂崩落により通行止めとなっており、神谷集落8世帯20人をはじめ木曽・伊那の往来について奈良井を迂回せねばならない状況で、早期に復旧します

(2)順次孤立集落は解消していますが、11日現在、木曽町砂ヶ瀬集落の3世帯6人が孤立状態にあり、迂回林道、渡沢鳥居峠線も土砂崩落により通行不能であり、復旧作業を急いでいます。

(3)林道や農道のほか、農作物等への被害が今後拡大されることが予想されるので、万全の対応を進める予定です。

 

3 引き続き地盤が緩んでいる中で雨が降り続き、新型コロナウイルスの感染の影響もあって油断のできない情況です。インフラ復旧、生活の建て直しに全力で取り組んでまいります。10日には、公共事業、農業等に「激甚災害に対処するための特別の財政支援に対応する法律」に基づく激甚災害(【本激】)が適用される方針が、政府より明らかになっています。

 

4.集中豪雨、台風など度重なる災害に見舞われる中、国民の「いのち」と「くらし」を守り、安全、安心な地域づくり、インフラ整備を行うため、「国土強靭化3カ年緊急対策」後も、具体的な数値目標を含む中長期的視点に立った計画の策定と実行が必要です。