第201回通常国会が閉会。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

第201回通常国会が閉会。

1.6月17日、150日間にわたる第201回通常国会の会期が終了しました。この通常国会は、正にコロナ対応の150日であったと思います。この間、緊急事態宣言を可能とする特別措置法を速やかに成立させていただくとともに、2度にわたる補正予算も与野党協議の場も設置し、早期に成立させることもできました。事業規模230兆円、GDP(国内総生産)の4割に上る世界最大の対策によって雇用と生活、日本経済を守り抜いてまいります。予算委員会理事として、NHKテレビ中継された2月3日の予算委員会基本質疑、5月11日の集中審議の2回にわたって政府、安倍総理を直接質しました。

 

2.この間政府から提出された法案【閣法】の件数59のうち、成立したのが55件(成立率93.2%)、継続3件、廃案1件となっています。野党の反対で廃案となったのは、内閣委員会所管の国家公務員の定年延長を行うための『国家公務員法等の一部を改正する法律案』です。私が委員会運営の責任を持つ筆頭理事を務める厚生労働委員会では、①労働基準法の一部を改正する法律案、②雇用保険法等の一部を改正する法律案【以上2法案は、年度始めの4月から適用される“いわゆる日切れ法案”】、③年金制度機能強化法律案、④地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部改正案【以上③④法案は、本会議と委員会で総理質疑のある重要広範議案重広は、この2法案に加え国税と地方税と合わせ今国会で4法案のみ。】、⑤新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律案、⑥ひとり親世帯臨時特別給付金等に係る差押禁止等に関する法律案【議法】の6本の法案を予算・補正の間で成立させました。

 

3.国対委員長会談で閉会中もコロナ関係委員会は、閉会中審査を行うため開会することとされています。因みに厚生労働委員会は、7月1日(水)に新型コロナウイルスに関する一般質疑を行います。緊急事態となれば国会は即召集されますが、予算については閉会中でも10兆円の予備費の支出は可能です。

 

4.国会が閉会になっても、政府・与党において引き続き新コロナ対策、『ポストコロナの新しい日常』やコロナ後どういう社会を目指すのかを毎日忙しく議論しています。例年6月始めにまとめる『骨太方針』は7月下旬に、令和3年度予算概算要求期限は8月末から9月末にひと月延期されています。『忙しい夏』となります。