台風被害に係る農業支援対策の『新パッケージ』。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

台風被害に係る農業支援対策の『新パッケージ』。

1.台風19号の影響に伴う河川堤防の決壊等によりこれまでにない大規模な農業被害が発生したことに対応するため、11月7日の非常災害対策本部において、農業被害に対する新パッケージがとりまとめられました

2.被災した稲作農家への特別対策。

(1)農家が自分で管理・保管していた倉庫等が浸水し、米が出荷できなかった場合、営農を再開するために行う取組に要する経費に対して、収入保険や任意共済特約等への加入を要件として、70,000円/10a【被災農家営農再開緊急対策事業・新規】。

(2)営農再開に向けて、①土づくり、10,000円/10a(定額)、②作業委託、機械レンタル等補助率1/2【水田農業継続特別対策・新規】。

3.ほ場等に堆積した稲わら等の処理への支援。

市町村、JA等が調整して決定する集積所に被災した農家やJA等に依頼して麦わら等を持込む経費に対して、,000円/m(軽トラ1台3mなら15,000円)を支援。【持続的生産強化対策事業・新規】

なお、集積場から処分先までは市町村が環境省の災害等廃棄物処理事業費補助金を活用(激甚災害措置の補助率かさ上げにより95.7%)して処理します。

4.浸水被害を受けた果樹園地の早期復旧に向けた特別対策。

手塩にかけた果樹の樹体が浸水により改植に迫られる農家が、新たに経営立て直しに取り組めるよう果樹議連事務局としても知恵を出し、予算当局と厳しく交渉して特別対策を講じました。

(1)泥水被害を受け、改植を行う園地の支援。

○改植経費                                       ○幼木の管理経費

・慣行樹形17万円/10a                 22万円/10a

・省力樹形53万円/10a(新わい化栽培)【新規】

○大規模な改植の場合(大苗育成、代替農地の営農等)

・75万円/10a【新規】

(注)大規模改植で新わい化栽培導入する取組の場合

150万円/10a(1haなら1,500万円)

(2)改植を免れた園地への支援【新規】。

○樹体洗浄 7.4万円/10ha ○病害まん延防止 2万円/10ha

5.農業用機械、畜舎の再建・修繕、再取得(共済の対象にならないもの)等、台風19号については特定非常災害等に指定されたことを踏まえ、補助率を1/2に引き上げ【新規】。