農業関係被害への対応。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

農業関係被害への対応。

1.千曲川等の氾濫により、りんごやもも等の果樹の冠水、倒伏等の被害が広範に発生しました。心からお見舞い申し上げます。浸水深の大きかった園地や冠水した時間が長い園地では、改植が必要となります。また冠水等により樹勢が弱まり、病害の発生・まん延も懸念されます。農家の皆さんが安心して経営の建て直しを図れるよう、対策にしっかり取り組んでまいります

2.改植の支援、未収益期間中の経営支援等については、台風15号までの既存の支援パッケージ(持続的生産強化対策事業等)もありますが、今般の被害が甚大であることに鑑み、台風災害のために農家が離農すること等がないように、経営基盤強化のための支援を行うための新たなスキームを追加することを来週いっぱいを目途に現在、検討中です。自民党農林・食料戦略調査会、農林部会合同会議で支援対策を決定いたします。

3.農地の損壊、農業用施設等、共同利用施設の損壊、林道施設の損壊等については、激甚災害の指定を受けた上で、かさ上げされた補助率によって復旧事業を行う段取りを進めています。農作物等の被害については、未だ冠水等のため十分な調査が集計できない状態にあります。10月20日()~10月21日(月)にかけて、大臣、副大臣、政務官をヘッドとする調査チームを手分けして各県に派遣して調査を行うことを予定しています。長野県千曲川には、江藤拓農林水産大臣をヘッドとする調査チームの派遣を検討しています。

4.千曲川周辺市町村の水田における水稲は、8~9割程度の収穫状況です。水田における作付状況は、主食用米4,091ha、加工用米 90ha、飼料用米4ha、麦394ha、大豆83ha、飼料作物10ha、そば63ha、主な共同利用施設については、カントリーエレベーター1、ライスセンター14となっています。

5、農家の皆さんの再生産を可能にし、経営基盤を守るための対策に懸命に取り組んでまいります。