上皇陛下お手播きの苗木を植樹。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

上皇陛下お手播きの苗木を植樹。

1.6月8日に『ふるさとの森づくり県民の集い』(第70回長野県植樹祭)が、木曽町三岳の国有林で開催されました。平成28年に長野市エムウェーブで開催された第67回全国植樹祭において、上皇陛下(当時天皇陛下)がお手播きされたカラマツの種から育った植栽木(苗木)を天皇陛下御即位の記念樹として植樹させていただきました。大変光栄に思うとともに、立派な大木に育ってほしいと願います。

2.古来、国民の手で守られてきた森林は、水と空気を涵養し、災害を防止し、美しい景観を形成し、パリ協定に基づくCO吸収源となるなど多面的な機能を果たしています。新たな時代の節目となる令和元年は、全国の山・森林をひとりひとりの国民の手で守っていくとの画期的な環境哲学に基づく『森林環境税』が創設された記念すべき年でもあります。森林環境税は、山林関係者にとっては30年来の悲願でした。個人住民税非課税の方を除くすべての国民から年間1,000円の負担をいただき、森林整備の財源として森林面積等に基づき全国の市町村に財源を譲与する森林環境税は、税調インナー幹事として4年にわたり自ら知恵を出して考案・推進してきたものであり、今後の森林整備の礎になってくれればと思います。

3.「山を守る」ためには山村を守らねばなりません。森林経営を推進し、一人でも多くの自然、森林、伝統文化、街道文化を愛してくれる方々においでをいただくことで、山村に働く場と所得を確保することが必要です。全国に先がけて指定された日本遺産『木曽路はすべて山の山を守り 山に生きる~』を大いに発信していきたいと考えます