『農林水産新時代』を切り拓く。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

『農林水産新時代』を切り拓く。

1.伝統ある故郷、田園風景を守り、美しい空気と水を作り、国民の命の糧をまかなってきたのは農林水産業です。『農こそ国の基』です。しかし、農家の平均年齢が66歳を超えてしまった現在、新たな挑戦のラストチャンスといっても過言ではありません。

2.農林水産業を守るためにこそ攻めなければなりません

(1)40年以上続いてきたいわゆる米の減反政策を今年度から廃止し、需要のある作物を作り、水田のフル活用を進めることで米の取引価格は着実に回復しています。

(2)生産農業所得はこの18年間で最も高い3.8兆円まで拡大しています。農業の分野でもイノベーションの社会実装が進んでいます。

(3)農林水産物の輸出も5年連続で過去最高を更新し、昨年は8千億円を超えました。果物、野菜などに加え本年5月には中国への精米輸出施設の追加で合意し、コメの更なる輸出拡大にも取り組んでいます。

(4)攻めの農政改革を進める中で、40歳代以下の若手就農者は初めて4年連続で2万人を超えました。地方創生の目玉です。

3.これまでは、経済的に採算が合わないことで放置されてきた民有林を新たに整備する森林整備事業を本年構築し、そのための財源として、国民1人から1,000円の負担をお願いする森林環境税 (600億円)を来年の通常国会で成立させることが昨年の税制改正大綱で決まっています。山に新しい時代が始まります

4.今臨時国会では、水産業改革にも取り組み、70年ぶりに漁業法を抜本的に改正しました。漁業量による資源管理を導入し、船のトン数規制から転換することとしました。大型化を可能とすることで漁業の生産性を高めます。養殖業の新規参入、規模拡大を促すこととしています。

5.若い人たちが、自らの意欲とアイデアで新しい農林水産業に挑戦ができる「農林水産新時代」を切り拓いていく時です。