御嶽山噴火災害犠牲者追悼式にあたって | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

御嶽山噴火災害犠牲者追悼式にあたって

1.9月27日執り行われた『御嶽山噴火災害犠牲者追悼式』に参加し追悼の言葉を述べさせていただきました。名峰御嶽山は、平成26年9月27日に、58名の犠牲者、5名の行方不明者を出す日本山岳史に残る戦後最悪の噴火災害に見舞われました。あれから4年の歳月が経ちました。お亡くなりになられた多くの方々を心から追悼し、ご冥福をお祈りいたしますとともに、最愛のご家族を亡くされたご遺族の皆様に衷心より哀悼の気持ちを捧げます。

2.災害発生直後から、地元町村や長野県、警察、消防、自衛隊の皆様には、二次災害の危険もある過酷な状況の中で、懸命な救助・捜索活動を行っていただいたことに改めて心から御礼を申し上げます。

3.近年の豪雨、台風、地震、大雪などこれまでの常識や想定を覆す事象が多く発生しています。自然豊かな日本において災害に強い国づくりを進めねばなりません。

4.9月26日から山頂への入山規制が木曽町側の黒沢登山道で一部解除されることとなりました。これまでシェルターの設置、登山道の補修等を進めてきていますが、今後とも防災対策にしっかり取り組みます。再び安全で賑やかな「お山」になることを願うばかりです。

5.木曽にとって御嶽山は宝です。現在、新しく山小屋を経営しようと手を挙げ開業された方や御嶽山の麓で必死に観光事業に携わる方には厳しい現状が続いていますが、将来への明るい希望をもって強く進んでいただきたいと思います。木曽地域に住む一人一人が互いに支えあって地域づくりを行い、現在の困難な状況を乗り越えていかねばなりません。