アベノミクス『3ステージの進化』 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

アベノミクス『3ステージの進化』

1.アベノミクスが成果を上げてきたのは、この5年の間に具体的政策を進化させてきたからです。この間、政調副会長兼事務局長、日本経済再生本部幹事長、人生100年時代特命委員会幹事長、働き方改革特命委員会事務局長等として、党側からのいくつかの提言を出すなど折に触れ強く意見を申し上げてきました。3つのステージの進化については、2月2日の衆・予算委員会『基本的質疑』(NHKテレビ中継)においても、取り上げています

 

2.【第1ステージ】突然の『三本の矢』に円安、株高という形でマーケットが大きく反応し、大手の輸出関連産業を中心に企業の利益が大きく押し上げられました。

しかしながら、少子高齢化の進行による将来不安、長い間続いたデフレマインドを払拭することができず、賃上げ・消費喚起・投資拡大につながりませんでした。いわゆるトリクルダウンの政策だけでは十分な対応が図れないと考え、社会保障・子育て政策による消費喚起のための『安心の政策』『四本目の矢』等を1年にわたって政府や政府のブレーンに強く主張しました

 

3.【第2ステージ】『新三本の矢』を放ち、『一億総活躍社会』の実現のため、生まれ始めた好循環を一時的なものに終わらせることなく、その成果を子育て支援、社会保障の基盤強化に分配することによって、消費や投資を支え、更なる成長や分配の好循環につなげることを目指しました。

■一億総活躍を推進するための「600兆円経済実現」のための提言(平成28年4月)では、内需主導による成長と分配の好循環を構築することを掲げ、同時に供給サイドの政策として生産性向上のための働き方改革とイノベーションを車の両輪として実行することを政府に提案しました。<日本経済再生本部>

■その後、人生100年時代を迎え、新しい経済社会システムの構築を目指して議論を進め、まずは安定財源を確保した上で、幼児教育・保育の無償化、受け皿整備等いわば将来に向けた『希望』のための政策提言を行いました。<人生100年特命委員会>

 

4.【第3ステージ】現在は、需給ギャップが足元プラスになる中で人生100年時代を迎え、国難ともいうべき少子・高齢化という壁に正面から取り組み、潜在成長率を引き上げるための新しい経済社会システムの構築に向けた構造改革に取り組んでいます。

今後しっかりとした成果を出していく責任があります。