『希望の党』に不安 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

『希望の党』に不安

1.投票日まで18日となった今でも、未だ選挙の構図はしっかりと定まりません。選挙は、相手政党に向けて行なうものでなく、国民、有権者に対して、候補者や政党の信ずるところを率直に語り、国民の思いを集め、その実現を誓うことです。自らの理念、責任ある政策を語り、全力で戦うだけです。

 

2.混迷を続け、明確な政策を提示できない「希望の党」に、本当に責任ある政策の実行ができるのか不安でなりません。

①小池知事は『保守改革政党』として、憲法改正と安保法制への賛成を条件として、おめがねにかなわない人は「排除する」と言いますが、民進党の議員や元職候補がその多くを占めるのなら選挙目当てのただの看板の付け替えとなります。

②民進党が安保法制に反対していたことを考えれば、希望の党から公認をとる民進党の皆さんの政治姿勢や政治信念は今後どうなるのか。これだけ多くの人がこれまでも本当はそう思っていたというのなら、なぜこれまで党内ですら行動しなかったのでしょうか。

③知事は、オリンピック・パラリンピック、豊洲市場問題を放置して国政に進出すれば無責任です。しかし、一方で党内での十分な相談もなく新党結成交渉を自らリセットして代表として先頭に立つといい、希望の党の関係者に期待を抱かせ、民進党を解党に追い込んでおきながら、今さらはしごをはずすのもまた無責任です。

④『寛容な保守改革政党』と言いながら、「排除」の論理、「リセット」の手法に寛容さは感じられません。

⑤「三都物語」と言って、三大都市の知事で会談するのも知事としてはわかります。しかし、全国政党として、地方で輝く政党にはなり得ません。地方、地元のことを任せられるのは、自民党・与党だけです。

 

3.政治改革、保守改革、改革政策の断行を目指して、これまで一貫して取り組んできました。しかし、改革は責任あるものでなければ混乱を招くだけです。