後藤しげゆきニュース 『お元気ですか』（平成27年3月号）

――――中央道の渋滞対策決定―――――

１．現在、中央自動車道小仏トンネル付近及び調布付近は、全国有数の渋滞箇所となっており、利用者の利便、地域の経済や交流にとってボトルネックとなっています。休日夕方の渋滞の長さは約20㎞におよびます。これまで中央道の渋滞対策に懸命に取り組んできました。

２．３月２４日の政府の中央道渋滞ボトルネック検討ＷＧにおいてこれまで検討を進めてきた渋滞対策がとりまとめられ、以下が決定されました。
①小仏トンネル付近上り線（約5㎞）について、新トンネルを含む別線を増設（約3.5㎞）及び車線運用の見直し（約1.5㎞）を行う。
②調布付近の上り線（約3㎞）について、付加車線の設置による三車線化を進める。

３．現在議論が進んでいる中央リニア新幹線についても、『リニア新山梨駅』（中央道と笛吹川との交差付近に設置）への中央高速からのスマートインターによる直線乗り入れが予定されており、高速道路からのアプローチの利便性は高まります。諏訪湖サービスエリアのスマートインターチェンジもバイパス道路の整備と併せて取り組みます。木曽地域についても、『リニア新岐阜駅』（中津川市）へのアプローチになります。

４．高速道路や20号バイパス、19号バイパス等幹線道路、地域ネットワーク道路の計画的整備による総合的な道路ネットワークを構築する中で地の利を生かした交通基盤の確立を進めます。東京・名古屋等へのアクセスの向上を通じて、観光、日本版ＣＣＲＣ、　ものづくりの地方拠点整備といった地方創生の新しい構想を推進することが必要です。