第三極はだいじょうぶか。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

第三極はだいじょうぶか。

11月30日(金)

 国民の政治に対する不信感をつよく感じています。国ががけっぷちの状況にある中、国のかたちをしっかりと示し、責任ある政治改革を具体的に実行せねばなりません。耳ざわりのよいスローガンや借金による頭割りのバラマキ福祉では、日本は再生しません。


 この3年間の民主党政権については、マニフェストの約束がほとんど守られず、統治能力に欠け、一度やらせてみようと思った国民の期待が全く裏切られたと国民の多くが思っています。しかし、自民党も3年前に国民に厳しくしかられたことへの反省をふまえ、新しい自民党がどうやって日本を建て直していく覚悟なのか、国民にもっとしっかりと伝えねばなりません。


 第三極も、その気迫を伝えていることには共感しますが、責任ある政治を実行していけるのか不安です。

(1)『官僚支配の打破』『中央集権の打破』という大同団結の大目標のもとでは、①憲法問題、②消費税、③社会保障、④原発、⑤基地、⑥領土等の問題は本当に些細なことなのか。そんな野合で国政を担えるのか。

(2)地方交付税を廃止し、消費税等を地方税化し、人口、面積比による配分を行うことになれば、地方財政は破綻します。現在、東京は地方交付税はゼロ、大阪もわずかです。一方、地元の市町村は3割から7割を交付税でまかなっています。地方軽視では困ります。