8月9日(火) | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

8月9日(火)

8月9日(火)


 仙台に移動。東北地方整備局にて旧知の徳山局長と面談し、大震災の復興の情況について伺いました。局長自らもひと月間は局長室に寝泊りをし、

① 復旧の初期段階において、災害用の衛生電話を孤立して連絡のとれない市町村長に届け、リエゾンチームをおいて連絡体制をつくったこと、

② 東北道、国道4号を1日で確保した後、警察、自衛隊と連携し、三陸海岸都市への『くしの歯型』の救援ルートを確保するくしの歯作戦を地元建設業者等の協力のもとにすすめ、3/12には東西ルート16本のうち11ルートを啓開【応急復旧の前の救援ルートを確保】、3/15には15ルートを啓開、3/18には全ルート確保したことなど、現地の整備局のすばらしい初動対応ぶりをこれまで文書等では知ってはいたものの局長から改めて直接に伺いました。限られた資源の集中投入という現場の決断の早さとすばやい対応には頭の下がる思いです。築50年以上の古い庁舎が地震で倒れなかったことは本当によかったと安堵の気持ちです。今後国のマンパワーと予算をもっと投入して、各地域の復旧復興を強力にバックアップしていくことが必要です。


 連休前に被害状況をみた仙台市若林区の現状を改めて見ました。がれきは相当にかたづけられ、夏草がはえて表面的には少し落ち着いたようには見えますが、半年たった今でも復興事業がすすんでいるようには見えない情況です。各地の復旧復興の状況をよくみて国をあげての応援が必要です。


その後、高校・大学の同級生でもある里見雅行 東日本旅客鉄道株式会社取締役仙台支社、真貝康一 日本貨物鉄道株式会社常務東北支社長と面談。

東北の鉄道輸送の現状をききました。鉄道は、レールや基盤、レールに付設された信号系統等が壊滅的な打撃をうけ、JR独自の復興は厳しいというのが実感です。幹線などは別としても上下分離方式等による国の支援は必要です。


本当にご苦労さまです。被災地は疲れ果てています。力を合わせて東北の復旧復興を支えよう。『がんばろう日本』!



最終日となったボート競技については、地元勢は3チームとも決勝にすすめず、準決勝で惜しくも敗れましたが、本当によくがんばったと思います。男子クォード(4人のり)も敗れたものの3分13秒47の自己ベストタイムの更新で立派でした。


『はやて』にて東京に移動、深夜に車で諏訪にもどりました。東北は一泊二日の短い日程でしたが、いろいろな意味で思いのつもった二日間になりました。