５月２７日（金）

５月２７日（金）

　官邸の空気で海水の注入を５５分間中断したとした東京電力の説明に対し、官邸は何も知らないと言い、統合本部は班目原子力安全委員長の発言のせいだとしたり訂正したり、審議官がやめたり大変な大迷走でした。今度は、東電は、本社の命令に反して吉田所長が一存で海水注入をしていたと発表しました。こんなに重大な事実すら訂正されるような情報開示では、世界も国民も全く不安になります。総理、官房長官、統合本部、原子力安全委員長、原子力保安院、東電幹部など原子力危機対応に係わる一握りの最高幹部は、情報を共有し、総理を責任者として決断をすべきです。責任の回避や押し付け合いなどはもってのほかです。

　午前中は、相談事で数人の面談。挨拶まわり。午後は、長野県不動産政治連盟総会及び懇親会、『二七会』、若い人達との懇親会に出席。

　本日、自民党の｢緊急提言（第三次）」が総務会で決定された上で、石破政調会長より官邸に申し入れされました。自民党としては、これまで気づいた対策については提言として文書にまとめ、政府の震災対応に対して建設的提言をしています。菅政権は、通常国会を６月で閉幕することなく、早急な二次補正の成立と必要な法改正に取り組むべきです。野党の提言に対して与党がしっかり応えることなしに、与野党協力の震災対応など成り立ちません。