５月２３日（月）

５月２３日（月）

　福島原発の海水注入について、５５分間の中断があったことについて、統合本部は班目原子力安全委員長が、『再臨界の危険性があると発言したため東電が止めた』と発表。委員長の抗議で、『再臨界の危険はゼロではない』と言っただけだと訂正しました。東電は政府の意向と言い、官邸は何も知らなかったの一点張りです。過ぎてしまったことの批判をしても時計の針はもどりませんし、この時点で海水注入をとめたことの影響がどれだけあったのか評価もすぐには定まりません。しかし、これからの原発危機への対応に当たって最も問題だと思うのは、危機管理の責任を負うべき官邸の総理や官房長、統合本部、安全委員会、東電の間の連絡が悪く、なおかつ責任を押し付けあっているということです。責任のある危機管理体制の確立なくして、危機への対応はできません。

　事務所で連絡会議の後、訪問客が７人ありました。その後、キッツ最高顧問『清水雄輔・祐子二人展』のレセプションに出席。古希記念を併せての御夫婦の絵の個展ですばらしいと思いました。忙しい中でもよい趣味をもちたいものだと思います。夜は、とんぽ帰りで若い仲間の会に出席。