5月16日(月) | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

5月16日(月)

5月16日(月)

 事務所での連絡会議後、来客三件。その後、諏訪湖漁業協同組合通常総代会に出席。漁業という経営に加えて、諏訪湖浄化、環境改善に積極的に取り組んでおられる漁協に対し、心から感謝申し上げます。まさに、『よみがえれ諏訪湖』です。


 諏訪湖は、これまでの努力で広域下水道97.9%の普及や流域住民の諸活動により、湖水の水質改善がすすむ全国でも珍しい湖です。水浴場として認められるための基準もクリアしています。しかし、現在、湖底近くに冷たい貧酸素・無酸素の水層ができ、湖底のシジミ、たにし、虫の幼虫などが生息できない事態が発生しています。ヒシが枯れて沈殿したヘドロが酸化し、溶存酸素がゼロになっています。『湖底が死んでいる』と言われる所以です。湖底の無酸素化を防止するためには、ヒシの除去、エアレーション、水門の下放流、ヘドロの除去、流入砂の活用など諸対策を実行せねばなりません。従来の国の施策の枠組みでも各事業の補助については対応は可能ですが、具体的な『諏訪湖浄化計画』としてプランを作って、必要な対応を進めていくことも必要です。第二の問題としては、ブラックバス、ブルーギル等の外来種対策、カワウ、カワアイサ等の害鳥対策があります。外来魚については、国の対策を使って、電気ショックなどの事業を実験的に進めていますが、もっと大きな外来魚対策を具体的に推進していくべきです。『諏訪湖の再生』は、諏訪地域が環境という視点で大きな発信を全国にすべきテーマです。


 夕方上京し、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の改正について、介護関係団体の皆さんと懇談。その後、学生時代の友人達と懇親。