厳しい日ロ関係が浮きぼりに | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

厳しい日ロ関係が浮きぼりに

2月10日(木)

 全国的な大雪でびっくりです。わが借家の小さな庭も雪が20cmはつもりました。


 事務所に、県議選に向けての挨拶、地域プロジェクト立ち上げのための相談などで来客。夕刻以降、茅野商工会議所講演会・新春会員のつどい、中小企業経営者の会に出席。政府・日銀は景気が良くなったと言いますが、地域経済の実態はいまだに大変に厳しいことをよく理解してもらわねばなりません。大手がまず経営を建て直して日本経済の牽引車になってもらうことは良いことですが、出入業者や従業員に対する大手のコストダウンによる収益構造の改善だけにとどまっていたのでは、デフレ経済・縮小均衡経済を日本全体で打破することはできません。自助努力はもちろん大切ですが、政策不在では本当に困ります。


 日ロ外相会談で厳しい日ロ関係が浮きぼりになっています。北方領土問題で、従来から続けてきた原則的主張をしっかりとすることは独立国として当然です。ただし、従来から主張が食い違っている日ロの領土問題について

①総理大臣が、実際に何も具体的対応もしないままに『暴挙』などとロシアを口頭で非難して外交関係、対日感情の悪化を煽ることは、外交上得策ではありません。鳩山政権のリップサービス外交以来の、現在の日本外交には戦略が全くありません。

②橋本内閣以来、二島段階的返還と経済協力をセットにすすめてきたような外交努力を無駄にすべきではありません。領土問題が全く平行線のままで、経済協力のカードばかりを一方的につかわされるのは、全くのロシアペースです。