菅総理の年頭会見を聞いて

1月5日（水）

　菅総理が年頭会見で、民主党の小沢一郎元代表が「政治とカネ」の問題で強制起訴された時には、小沢氏に議員辞職を含む対応を検討するよう促しました。民主党内でいつまで言葉の応酬を続けているつもりなのかと思います。本気なら早く証人喚問を決めて党としての立場を明確にすればよいはずです。会見ではＴＰＰについて6月には最終判断をするとしていますが、アメリカとしっかり調整することや食糧安全保障のための農業の構造政策の構築などやらねばならないことがいろいろあります。国際的調整に関係する問題については、気楽に期限を切らない方がよい場合もあります。一方、これまで出したり引っ込めたりしてきた消費税を含む抜本的税制改革については、予算編成時にも言及した6月には方向性を何とか示すべきです。調子のよい言葉だけでなく実際にやってみせることしかありません。

　御葬儀に参列後、諏訪商工会議所新年祝賀会、岡谷市民新聞社主催新年祝賀会に出席。無責任なバラマキ政策や統治能力のない政府運営に対する怨嗟の声が激しいことを肌で感じます。雇用を生み出す産業・企業部門の活性化なしに今の縮小均衡デフレ経済を脱却することはできません。本当に困る人への暖かい配慮は必要ですが、皆で支え合ってがんばることが必要です。