頭割りのバラマキ型予算には厳しい評価ばかり | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

頭割りのバラマキ型予算には厳しい評価ばかり

12月25日(土)

 保育園のクリスマス会に参加。3才から5才までのまだ字も読めない子供達の一生懸命のせりふや歌に心から暖かい気持ちになります。すばらしいクリスマスページェントでした。この子達に明るい将来を残す義務が私たちにはあります。


 事務所で面談。いつあるかわからない選挙のためにもっとしっかりとした体制を作っていかなければならないとの真剣なお言葉ありがたく伺いました。


 党員獲得のノルマ達成のために多くの方のお世話になっており、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。どうぞ宜しくお願いします。入党いただける方は事務所まで御連絡ください。


 24日にまとまった予算について、新聞各紙も『借金頼み』『未来かすむ改革なき予算』『財源なき歳出拡大』『急場しのぎ』『経済成長に寄与せず』『予算首相の指示空回り』『先送りだけ政治主導』等々厳しい評価ばかりです。


 日本経済新聞デジタルメディアの総合経済データバンク『NEEDS』の試算によっても、11年度の予算と税制でGDPを0.02%押し上げるにすぎないとされています。新成長戦略では、20年度までの年平均で名目3%、実質2%を上回る経済成長を目指すという目標は掲げていますが、『元気な日本復活特別枠』(2.1兆円)のうち新成長戦略関係の予算は、9000億円にとどまっているなど、頭割りのバラマキ型の予算では成長目標の達成は非常に厳しいと言わざるを得ません。


 農林予算についてはTPPの議論もあって、自民党が従来から主張していた構造改革に資する政策体系にすべきとの意見を入れて、戸別所得補償規模加算を入れたことは評価できますが、予算規模100億円ではあまりに額が少なく、又加算措置だけで農地の集約はすすみません。農林水産関係予算が対前比▲7.4%減というのも大変に心配です。構造改革のはたらかない頭割りのバラマキ政策には反対です。


 円高・デフレに苦しむ中小零細企業対策では、11年3月末で期限が切れる緊急保証制度については、もう少し延長をすべきだったと考えます。必死に生き残りを図る努力する中小企業に対するものづくり関係の補助金についても、もっと大幅な予算配分が必要です。弱い立場でも意欲のある人々への暖かい配慮をすべきです。


 埋蔵金で財源をごまかし、『今回限り』を連発する無責任な『先延ばし』予算は、将来への展望がみえません。マニフェストの政権公約はごく一部しか実現されず、民主主義の危機と言えます。予算や税制を組み替えて、哲学や理念のある改革政治を実行すべきです。