民主党は与党としての責任を自覚していません | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

民主党は与党としての責任を自覚していません

12月5日(日)

 先週で国会が閉幕になりました。尖閣問題での対応の失敗、補正予算の提出の遅れに加え、相次ぐ大臣の失言で国会は混乱し、法案の成立も過去最低の38%と言われています。与党は、まず野党のことをいう前に、与党としての責任をよく自覚せねばなりません。


 小沢さんの『政治とカネ』の問題についても国会での説明をしっかり求める声は民主党の中からおきてきません。新生党解党時に横流しして貯めた巨額の資金が、昨年の総選挙前に政治資金として配布されていたことが明らかになりました。この4.5億円もの「小沢マネー」を受け取った民主党議員は91人もいます。こうしたことから解明の声が挙がらないとすれば、政党としては大変な問題です。


 尖閣事件の拙劣な対応ぶり、『自衛隊は暴力装置』と発言してしまう思想の根本にある問題、虚偽答弁等で問責決議案が仙谷官房長官、馬渕国土交通大臣について可決されています。直接の法律効果は生じさせるものではありませんが、過去において何らかの形で大臣は責任をとってやめてきました。菅総理が、「石にかじりついても、支持率1%になっても続ける」などと国民と議会を無視した姿勢で、この問責決議も無視するなら国民の声、議会の声、議院内閣制民主主義のしくみ自体を軽視するものと言えます。


 厳しい地域経済の状況を考えれば、『雇用空洞化』政策を見直し、頭割りのバラマキ政策を中止して得られる財源を使って、真に困る人にしぼった政策や景気対策をすすめるべきです。自民党は国会に将来に責任をもつ『財政健全化責任法』を提案していますが、財源を確保した上で国民生活の安心を責任をもって保障していくことが必要です。


 病院にお見舞いに伺いました。多くの皆さんにお目にかかりましたが、どうぞお大事に。町なかでも多くの方に「がんばれ」という言葉をかけていただけます。本当にありがとうございます。しっかりやります。