閣僚の重大失言の連鎖がとまりません | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

閣僚の重大失言の連鎖がとまりません

11月18日(木)

 朝4時35分から茅野で開かれた実践倫理の朝起き会・本部講師の懇談会に出席させていただきました。よりよい自分に自ら変わる努力をすることで家庭愛和の和をより広い世界に拡げていく努力が大切だと思います。


 日達れんげさんの切絵の個展に伺いました。暖かくセンスのよい切絵は、ほっとするような楽しい気持ちになります。


 参議院では予算委員会の質疑がとり行われました。


 閣僚の重大失言の連鎖がとまりません。


 柳田法務大臣は、処分保留のままの中国人船長、ビデオ流出の海上保安官、大阪高検のデータ改ざんなど大変な問題をかかえる中で、地元で国政報告パーティをしていること自体気楽に過ぎるのに、その場で、「法相はいいですね。2つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます。』これはいい文句です。これがいいんです。わからなかったらこれを言う。・・・・・後は、『法と証拠に基づいて適切にやっておきます。』まあ何回使ったことか」などという信じられない発言を行っています。法相が法務なんか20年間何もやったことがないシロウトであるなどと自ら開き直ってどうするのでしょうか。また大臣として最大に重要な指揮権発動についても適確な答弁がで出来ませんでした。謝罪すればすむものではありません。総理が罷免するつもりはないという以上は、早速問責決議を可決し、辞職を求めるべきです。

  

 蓮舫大臣は、国会内でのファッション誌の撮影について、先だっての委員会で、参議院事務局の『示唆』があって政治活動目的での虚偽の国会使用許可を求めたと説明していたのを、事務局の示唆がなかったと国会答弁を撤回し、謝罪しました。私はどこで写真を撮ってもいいと思いますが、大臣の国会でのウソはいけません。


 本日最大の失言は、仙谷官房長官が自衛隊のことを『暴力装置』と言ったことです。すぐに陳謝し、実力組織と言い換えはしましたが、謝ればすむようなことではありません。大臣が国会で自衛隊を『暴力装置』とまちがいでも言ってしまうことは重大な考え違いがあるからと言わざるを得ません。自衛隊は日本の平和憲法の下で自衛のための戦力です。武力、軍隊というならともかく、違法でコントロールがきかない『暴力』というのでは、命がけで国を守る自衛隊員にも申し訳ないと仙谷官房長官は思われないのでしょうか。呼んで注意するとしか言わない菅総理も事の重大性がわからないのでしょうか。自衛隊の地元行事で、政府の防衛政策、基地問題、尖閣問題を批判する自衛隊OB会や、自衛隊協力団体の来賓の自由な発言すら封殺する通達を出すような感覚だとなおさら心配です。


 事業仕分けで、ジョブカードを廃止することとしていましたが、国会質疑では、80%以上の再就職率の効果をもつジョブカードは政府の経済対策でも300万人まで拡大するとしているのでジョブカードの政策は推進すると厚生労働大臣は堂々と答弁しています。事業仕分けでは太陽光発電パネルの補助金については、予算は20%削減とされました。23年度当初予算要求では20%の削減となっていますが、政府の成長戦略の実行のためにその分補正予算を大幅に上乗せしていることを経済産業大臣は自ら認めています。事業仕分けを指揮しているのもまた同じ政権の大臣ですが、内閣としての責任、統一性はよいのでしょうか。事業仕分けの結果は参考にすればよく、政府が独自に決定をしてもよいというのならそれはそれでいいですが、そうならそうでそのように国民にもはっきり事業仕分けの性格について説明をしないのは全く無責任です。期待していた国民をがっかりさせます。無駄を削減し事業を見直しすること自体は、もっともっとやれます。