「辺野古移設」明記を閣議決定 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

「辺野古移設」明記を閣議決定

5月29日(土)

 自民党県連役員会、県連大会が松本文化会館で開かれ、多くの皆さんにお忙しい中ご出席いただき感謝です。民主党の政策理念なき迷走、無責任な財源なき一律バラマキ政策、マニフェストの国民との約束の不履行など民主党政権への不安、不信が、自民党への支持の回復につながらないことへのいら立ちを強く感じます。国民視線にしたがった体制の一新をはかり、国民にしっかりしたメッセージを送ることが必要です。

 

 28日夜、臨時閣議が開かれ、福島消費者相を罷免し、普天間基地の移設先として名護市の「辺野古」と明記した政府方針を閣議決定しました。迷走の末に形としては、自民党が関係者と苦労してまとめた現行案にもどったわけだが、「国外悪くても県外」「腹案がある」などと総理が軽い発言を二転三転させたことで、『地元の同意』は完全にくずれてしまっており、アメリカと合意したキャンプ・シュワブ沿岸部への移設が本当に可能なのか全く展望はありません。そうなら世界一危険と言われる普天間基地の移設、沖縄からグアムへの8000人の海兵隊員の移転も白紙になってしまうのだ。日本経済新聞には、『罪万死に値する失政である。』、朝日新聞には、『深い失望を禁じえない。』『見識も技量もない政治主導がいかに混乱をもたらし、内外の信頼を損なうか。国民はまざまざと見せつけられた。』と書いている。鳩山総理の責任はあまりに重いが、そもそも寄り合い所帯の民主党が、外交・安全保障、日米安保条約についての理念の根本が定まっていないことが問題なのだ。『学べば学ぶほど海兵隊の抑止力の意味がわかってきた』との総理の率直な『究極の迷言』がそのことを示していると思われます。