郵政改革後退と普天間基地移設問題 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

郵政改革後退と普天間基地移設問題

3月31日(水)

 連日の寒さが少しゆるんで春らしく感じます。そのせいか花粉症はちょっといけないような気がします。御柱祭の良い天候を祈ります。本日の昼は久しぶりに大好物のそばを食べました。外食・会合つづきで酒を含めてカロリー過剰で、ちょっといけない。


 郵政改革の限度額引上げは、『官から民へ』と資金の流れを変え、民間経済の活性化に役立てようとする改革の基本を後退させるものです。限度額の引上げは従来からの民主党の政策提言とも異なるように思いますが、本当にこれでよいのですか。政権維持のため閣内不一致を回避することより、重大な理念・政策の基本を徹底的に議論することの方が国のためによほど重要です。


 本日、鳩山総理と谷垣総裁のクエスチョンタイムが国会で開催されました。谷垣総裁も前回のクエスチョンタイムに比べて気迫もあってよくがんばっていたと思います。総理はこの中で、普天間基地移設問題について、『腹案がある』とのべた上で、『5月末までに米政府と地元の了解を得ること』『2014年までに普天間基地の危険性除去の実行』の二点について改めて国民に公約しました。出来なかった場合に退陣するかとの谷垣総裁の質問には明確には答えなかったものの、やりとりの中で進退にかかわる問題であることは確認されました。あと二ヶ月に期限が迫っているのに腹案を知らされない地元や関係大臣、そして国民一般としては本当に心配ですし、納得するための時間があるようにも思えません。国のため国民の安全保障のためにじっくり考えて、出たとこ勝負は絶対にやめてもらいたい。