民主党の『利益誘導』体質 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

民主党の『利益誘導』体質

3月23日(火)

 朝一番に事務所で会議。何件か御相談事もあり、地域経済雇用の厳しさを痛感します。

 

 お昼に上京。政策懇談会、議員仲間の打合せ会などに出席。その席で民主党が、言ってきたこととは全く異なる『利益誘導』体質になっていることへの批判が噴出していました。

 ①政府予算等に対する陳情を民主党幹事長室に一本化し、選挙に対する協力度に応じてランク別けする公私混同ぶりで、政権与党の権力行使について全く自制が働かないこと。そもそも、政府は誰にも直接会って国民の要望を聞くべきものです。団体もきちんとした政策議論を求めています。

 ②予算審議の直前に、公共事業の「個所付け」情報が民主党組織を通じて地方自治体に漏えいされたこと。自民党時代にも個別事業の実際の事前交渉の経緯について地元に事前にお話しすることはありましたが、国会審議前に与党の側から資料の一覧表がそのまま出てしまうようなことはありませんでした。

 ③長崎県知事選の際には、現職閣僚から選挙見返りの利益誘導まがいの発言がくり返されたこと。これでは従来の『古い自民党』とかわりません。

 ④マニフェストには、各省毎の補助金を一括交付金として地方の自主性に任せることを約束していたのに、各論になると各省政務三役は一括化に激しく抵抗していること。自民党も苦労して一括交付金の制度をつくり、すすめてきました。

 ⑤経済人が民主党幹事長室に陳情にいったところ、話を聞く前に「いつまでに、いくら献金するのか」と言われたり、地域の首長のもとに政治資金パーティ券が20枚、30枚とまとめて送りつけられたりとあまりに品位のない党利党略行為が行われていること。問題外です。

 

 そんなにひどいのかとあきれてしまいますが、権力をどう使うかということは、与党としての最も大事な責任です。与党にまだ慣れていないということだけでは済まされません。