初茶会、初釜 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

初茶会、初釜

1月10日(日)

 裏千家淡交会の諏訪の初茶会、初釜に伺いました。一服のお茶をいただき、心地よい緊張感の中にも、ひとときゆったりとした気持ちにさせていただきました。お茶が好きというものの私自身は文字通りの全くの無調法ではありますが、祖父母、母が茶道を熱心にやっていた関係で小さい頃から親しく接して来ましたので、お茶は本当にすばらしいと思います。

 茶道のお手前や作法の一つ一つには意義があり、もてなしの心づかいが機能的に細やかに込められています。季節に合わせた御道具も日本の伝統美術・工芸の粋を尽くしたもので拝見するのが楽しみです。和やかな気持ちの交流が一の茶碗から生れます。美に対して極めて繊細で、洗練された芸術性と静かで和やかな心の交流を生み出す精神性をもつお茶は、日本の伝統文化そのものだと思います。

 こうしたお茶の世界が好きで、ちょっと申し訳ないと思いながら幼なじみの十六代御家元坐忘斎宗匠にも了解をもらって、趣味欄には『お茶』と書かせて頂いています。1月18日には、裏千家東京道場で開かれる初釜式、その後の新年交歓会にも伺います。日本の伝統文化であるお茶、茶道もそれをつくった日本人もすばらしい。


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