我が家は母が昔病院に長く勤めていたこともあり、何かあるとすぐに診てくれるお医者さんをいくつか知っています。
まぁ、「ホーム・ドクター」(かかりつけ医)ってやつです。
弟はそのうちの一つの病院に入院をしているのですが、いつも日本にいるといいな~と思うのはこの病気になったり、歯が痛くなったりした時です。
アメリカでは病気になったからと言ってすぐにお医者様にかかれるわけではないからです。
各家庭に「かかりつけ医」の存在はありますが、原則予約を取ってからでないとドクターには会えません。
人気のドクターだと予約がなかなかとれなくて、やっと取れたと思ったら一週間後、2か月後というのは普通にあります。
ドクターに診てもらえても、日本のように一つの場所でレントゲンや、細かい検査をしてくれるところは少なく、まず、検査だけをする機関に出向いて検査をして、その結果を待ってまたドクターに予約を取って診てもらうというなんとも面倒くさい手順をたどります。
そして、大切なのは保険。
何かあった時はまず保険会社に電話をしてドクターを探してもらうのが一番手っとり早いですが、もし、他にドクターを知っていてそのドクターを受信したい場合、そのドクターが自分の保険を取り扱っていなかったら保険は使えません。
なので、かかりつけ医を見つける前にまず自分の保険がどれくらいカバーをしてくれて、どのようなドクターで使えるかを知るのが大切です。
どうしても緊急となった場合は、「Emergency Room」(エマージェンシー・ルーム)に駆け込みます。
日本で言う救急です。
ところが、この「Emergency Room」に行くと医療費が馬鹿になりません。
保険を払っていてもそこそこ取られるのでたまったもんじゃないのです。
救急車なんか簡単に呼ぼうものなら、もうあとからの請求が恐ろしい。
なので、普通の風邪くらいはみんな市販薬などでやり過ごしてしまいます。
日本は具合が悪くなったらとりあえず、病院に駆け込めばすぐ受診できますよね
それが毎回日本の素晴らしところだな~と思います。