先週の乳がんケアヨガクラスに、初めてお越し下さった生徒さま
私が書いているブログとInstagramから、乳がん体験者さん向けのヨガがあることを知ってくださり「これは！」と足を運んでくださったとのこと。
コツコツ続けてきた小さなアクションが、必要としている方に届いていて嬉しい限りです
ヨガをするのも初体験という事なので、あれこれポーズを行うよりもレッスンに慣れて頂くこと優先でレッスンを始めていきました。
最初の印象が、その後にレッスンを続けるか否かのモチベーションを左右しますよね。
初めての場所・先生・そしてヨガ。
緊張しないわけがない
始める前に、肩や腕の可動域など生徒さまの今の体の様子を確認させてもらって、どういう流れで進んでいくのかをお話しました
乳がんの経過や治療などは事前の問診で回答を頂いているので、レッスン内容はある程度組み立ててはいますが、当日にお話しを伺うことで変更したり必要な動きを追加したり、より生徒さまに合ったレッスンを提供できると考えています。
この日はパーソナルレッスンになったのですが、初めて来られる生徒さまには、じっくりお話しもできて、レッスン中も生徒さまに合わせてカスタマイズできるので、こちらの方が安心して動いてもらえるんじゃないかと思います
レッスン前やレッスン後には、生徒さまと乳がんに付随する様々な話をしました。
身体のこと・心のこと・治療のこと・ご家族とのこと等々、色んな話です。
「心配しちゃうから」ご家族にも話せない、心の奥底にある気持ちが自然と出てきます。
その気持ち、10年前の私も味わっているからとても理解できるし共感する。
お互い、同じ病気で治療をしている(してきた)からこそ、分かり合える部分です。
「話すは放す(手放す)」
少しでも心が軽くなったら良いなと思います
「これからの人生、好きなことをして楽しく過ごしたいです！」
そう仰った生徒さま
無理矢理ポジティブになる必要はないけれど、時の経過とともに自然と前を向けたら良い。
焦らずにゆっくりでいいから。
そんなmindで日々を機嫌好く過ごせれば、きっと大丈夫
これからの人生が充実したものになるはず。
乳がん体験者さんの間では、手術を受けた日を〈リボン記念日〉と言ったりします。
【Reborn】生まれ変わる。再生する。
そんな意味も含まれています。
私にとっては2つめの誕生日、命を救ってもらった大事な日です。
乳がんになったことを嘆く人生より、その後の人生をより素晴らしいものにするために！
「今」を大切に生きていきたいですね
乳がんになったことは私の中の一部であって、全てではない。
たくさんの可能性を秘めた人生はこの先も続くのだから。
今回、とっても可愛いケア帽子を被って来られた生徒さま。
私も抗がん剤治療中～自毛が伸びるまで、可愛いケア帽子たちに気持ちをアゲてもらいながら、乗り切りました。
「ちょっとでも機嫌好く、日々を快適に」
治療中の心の持ち様のキモですね
ヨガクラスについての質問を頂きました。
罹患前からヨガをしていてヨガ歴が長い方であれば、一般クラスでも差し支えないかもしれませんが。
リンパ浮腫のリスクがある方は、乳がんケアヨガクラスの方が安心して楽しめると思います。
一般クラスに参加して、レッスン中に「浮腫まないか？大丈夫かな？」とソワソワしながらヨガをするのは、めちゃもったいない。
そして〈本来のヨガの効果〉を感じるには続けることが大切です。
「あぁ楽になったなぁ」「少しづつ脇や胸のツッパリ感が軽減してきたかも」「夜、眠りやすくなった感じがする」「心の揺らぎが大波から小波くらいになってきた」などなど、実感するまでには最低でも３ヶ月くらいかかると思います。
ヨガは続ければ続けれるほど、体と心に良い影響を与え続け、心身を健やかな方へと導いてくれます。
ご自身のスケジュールに「ヨガ」を組み込んで、無理のない範囲で続けて頂けたら嬉しいです
さっそく次回のご予約を入れてくださった生徒さま。
回を重ねる毎に、出来る動きやポーズが増えていく楽しさや小さな達成感を味わってもらえるよう、シークエンス(レッスンプログラム)を考え中
遠方から足を運んでくださり、誠にありがとうございました
次回また一緒にヨガをするのを楽しみに、Luceでお待ちしています
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